文理融合時代を生きるために

img_169111月9日、「文理融合時代に期待される人材とは」を話題に、シンポジウムを実施しました。いま私たちは、複雑な諸課題の解決にあたって、文系人材と理系人材の協力・協働が不可欠な「文理融合時代」に生きています。
このシンポジウムでは、名古屋大学未来社会創造機構客員教授の佐藤登氏(本校68期)をはじめとする5名の皆さんの講演と、本校1・2年生徒および横手市内の高校生を含めたパネルディスカッションも行われ、生徒の皆さんからはたくさんの質問が寄せられ、新しい時代に求められる資質や、生きぬく心構えについて考えを深めました。

第一部の講演では、地元企業であるデジタル・ウント・メア株式会社で活躍する岩根えり子氏(本校87期)より、自社の取り組みの様子や、理系出身社員と文系出身社員とが連携しあって生き生きと働いている状況、そしてIT活用による豊かな社会づくりの可能性についてお話がありました。東北大学大学院医学研究科免疫学分野医学科長の石井直人氏からは、「医療の発展に必要な人材とは?」という問いかけのもと、医療の世界でも「文理」の枠を超えた、新しい社会のしくみを創造し得る人材が今後期待されているとの示唆がありました。また佐藤登氏は、これからの若者に必要な「物事に疑問を持ち、主体的に学び、行動する力」について触れ、アイディアと想像力を持った人材でつくる、力強い社会の構築が今後の課題であるとして、激励の言葉で講演をしめくくられました。

第二部のパネルディスカッションでは、聴講した生徒の皆さんとパネリストの皆さんとで、「自分の地元の町を活性化させるにはどのような取り組みがあるか」「秋田県の特色をもっとアピールするにはどうしたらよいか」「農業こそ、裾野の広い学問なのではないか」など、様々な話題が飛び交い、横手市観光課の皆様も交えて活発な意見交換がなされました。文理が融合する新しい社会への移行をイメージしつつ、過渡期における自分たちは高校・大学での学びを通じてどのような能力を養っていかなければならないのか、生徒の皆さんにとっては、今後の自分の進路選択に対して大いに刺激を受けたシンポジウムとなったようです。